「一生懸命書いたのに、検索しても自分の記事が出てこない…そんな経験ありませんか?」
- キーワードも決めた。
- ちゃんと1000文字以上書いた。
でも、どの記事も順位が上がらない…。

そんな「がんばったのに報われない」モヤモヤ、ありませんか?
実は、それには理由があります。
あなたが2時間も3時間もかけて書いた記事なのに、Googleは「存在しない」って思っているかもしれないんです。
こんにちは。Webディレクターのさおりんです。
私は10年以上、Web集客や制作を担当したり、経営者さんの発信サポートをしてきました。
よくあるご相談は、「SEO、ちゃんとやってるはずなのに…」というもの。
でも、話をよく聞いてみると、ちょっとした基本を見落としていることがほとんどなんです。それで、Googleに検索されないホームページやブログになってしまっていたんですね。
SEOは「正解がない」世界ですが、SEOの土台になるルールはあります。
このブログでは、初心者でも必ずやってほしいSEOの基本5つを、超わかりやすく解説していきます!
もしこの5つの中に「やってないこと」があったら、それだけで順位が変わる可能性もあります。
ではまず、「Google検索のしくみ」から、開設しますね。
なぜSEOがうまくいかない?まずはGoogleのしくみを知ろう

ではここから、「なぜ検索に出ないのか?」の正体=Google検索のしくみをみていきます。
SEOとは、「Search Engine Optimaisation」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」といいます。
ご存じのように、自分のホームページやブログを、検索エンジンに対してわかりやすく整えて検索順位を上げてもらうことが「SEO」となんですね。
検索エンジンの上位に表示されたほうが、読者にクリックされやすいので、あなたも上位表示されるように頑張っていると思います。
ですから、すぐにSEOのテクニックを知りたいと思うかもしれません。
でも、Googleの検索の概念を知って、各ステップにあわせてSEO対策を行うことが、理にかなったやり方なのです。
そして、人間にとってはどんなに有益な情報が書かれていても、Googleがプログラム的に内容を理解できないと検索順位が上がらないのです。
Google検索には、3つの段階があります。
1. 巡回(クローリング)
Googleのロボット(ボット)はインターネットにあるホームページやブログを定期的に巡回して、データを収集します。
このとき、ほかの記事同士のリンクが全然なかったり、記事の構造がぐちゃぐちゃだったりすると、Googleのロボットが『ここは情報が少なそうだな…』とスルーしてしまうことがあるんです。
まず、Googleのロボットが巡回にこないと、そもそもあなたのホームページやブログは検索順位の対象にはなりません。
2.インデックス登録(グーグルのデータベースに登録)
Googleのロボットが集めてきた情報は、次に巨大なデータベースに保存されます。このことを「インデックスされる」といいます。ここで登録されないと、「Googleから見えないページ」として、検索結果に出ません。
自分のホームページやブログがインデックスされているか調べるには、WebブラウザのURL入力欄で下記のように入力します。
site:あなたのホームページのURL
たとえば、このブログがインデックスされているかどう調べるには、「site:saorishirafuji.com」と入力します。

3.順位付け(ランキング)
その次に、検索キーワードに応じて、順位を決定します。
「信頼性」「わかりやすさ」「キーワードの使い方」などなど、いろんな要素で順位が決まります。
ユーザーが検索キーワードで検索したときに、ランキングデータに基づいて、検索結果表示画面に、1位から順に表示します。
この順位付けは、絶対的なものではありません。日々変わるものと思っていてください。
Googleは検索のしくみ(アルゴリズム)を日々アップデートするので、順位は定期的に変化しています。
Googleが理解していない悲劇
Google検索の世界をたとえると、インターネットを超巨大な図書館、Google検索を「スーパー賢い司書さん」。その司書さんも、いくら役立つ情報が書かれていても、棚に並んでいない本は紹介できません。 つまり、この記事が「検索棚に並んでいない」と、どれだけいい内容でも読まれないんです。
順位が上がらない理由は、この3つのどこかで「脱落」している可能性が高いです。
だからこそ、これから紹介する「基本の5つ」を抑えることがとっても大事なんです。
自分でできる基本的なSEO 5選
この3つのステップを押さえた上で、SEO対策の基本中の基本5つを実践しましょう。
自己流SEOがどこで逆効果になってしまうのか?チェックしてみてくださいね。
基本 ①:検索キーワードを慎重に決める
「一生懸命書いたのに誰にも見られない…」 そんな悲しい結果を防ぐために、まず大事なのが「検索キーワードの決め方」です。
キーワードは読者の「質問」です。
どんな質問をされているのか、 感覚ではなく、実際に検索されている言葉を調べることがポイントです。
検索キーワードの決める例として、スキンケアのプロとして独立した方のご相談事例を紹介しますね。
最初にこの方が思いついたキーワードが「お手入れ」でした。
でも、「実際にその言葉で検索されてるのか?」とSEO用のキーワードツールで調べてみたところ…
「50代乾燥肌 スキンケア」はよく検索されていたのですが、実は、「50代乾燥肌 お手入れ」という言葉では、検索されていなかったんです。
なので、「スキンケアという言葉を採用するほうが、探してる人に届きやすいですよ」とアドバイスしました。
SEO対策では、キーワードを「感覚」ではなく、「データ」を見て決めるのがとても大事です。
SEO用のキーワードツールを使うと、簡単に検索の状況が調べられます。私がおすすめしているのは『ラッコキーワード』という無料のツール。
検索ボックスに調べたい言葉を入力するだけで、関連キーワードがずらっと表示されます。「実際に検索されてる言葉なのか?」が、感覚ではなく、数字で確認できるんですね。
ラッコキーワードのサイトはこちらです。
そして、「ひとつの検索キーワードに対して、記事はひとつ」これが鉄則です。
基本②:Googleが理解しやすい位置にキーワードを入れる
ちょっと専門的な話になりますが、とても大事な話です。
Googleは、巡回したり(クローリング)やインデックス登録するときに、ホームページやブログ記事にあるHTMLのマークアップ(HTML構造)をもとに記事の内容を理解します。
とくにタイトルタグ(title)と見出しタグ(h1~h6)は、その記事の「テーマ」を伝える重要な手がかりになります。
noteのようなブログサービスを使っている方や、内部対策済みのWordPressテンプレートを使っている方は、次のようにしてください!
記事のタイトルと、見出し(h2やh3)に自然な形でキーワードをいれます。それだけでGoogleが理解しやすくなります。
ここでは、もう少し詳しくHTMLタグの解説をします。
見出しタグ(h1~h6)
HTMLの見出しタグはh1~h6まであり、文章の構造化をするために使います。
新聞や論文に大見出し、中見出し、小見出しとあるのと同じイメージです。大見出しがh1、中見出しがh2、小見出しがh3となります。
見出しタグに囲まれている文字は、この記事の要約や重要なキーワードが含まれていると判断されます。
h1が一番重要視されます。
WordPressやブログサービスでは、下記のように見出し用のデザインが用意されています。文字を選択してメニューから見出しを選択するだけで、見出しタグが自動的に設定されます。

見出しタグには、検索キーワードを上手に含めてみましょう。
タイトル(title)タグ
タイトルタグとはHTMLタグのひとつで、<title>~</title>で記述されます。
検索結果画面にも表示される、とても重要なタグです。

titleタグに設定されている文字は、Webブラウザのタブの部分で確認できます。
見出し1(h1)とタイトル(title)タグは間違えやすいので、ここでまとめておきます。
見出しタグは記事の本文に使うもので、読者に「この記事のテーマや、各段落の概要を伝える」ためのタグです。
Googleにとっても、見出しタグと段落で組み合わせて書かれている記事(構造化されているといいます)の方が内容を把握しやすくなります。
一方、タイトルタグはHTMLソースのhead要素に書かれるもので、その記事全体のテーマを設定します。
Googleがページ全体のテーマを判断するための最重要手がかりになるものです。
「検索キーワード」が見出しタグにもtitleタグにも入っていないと、Googleはその記事がどんな検索キーワードの答えになるのかが判断できません。
結果として、インデックスされても関連性の低い検索ワードに分類されたり、順位が上がらなかったりする原因になります。
もし制作会社にホームページを頼んでいる場合は、 「titleタグに検索キーワード入ってますか?」と聞いてみてください。入ってなければ入れてもらうようにします。
基本③:文字数よりも「質問に答えているか」
SEOでよくある質問に、「何文字くらいで記事を書けばいいんですか?」「SEOに効果的な文字数を教えてください」というのがあります。
でも、思い出してくださいね。検索キーワードって、読者からの「質問」なんです。
だったら大事なのは、何文字かじゃなくて、「ちゃんとその質問に答えられているか?」ですよね。
実は、800〜1000文字くらいでパッと答えている記事の方が、 5000文字のダラダラ長い記事よりも、上位に来ることってあるんです。
もちろん、100文字くらいの内容ペラペラな記事は避けたいですが、 文字数よりも「答えてるかどうか」が評価されるポイントなんです。
文字数は、「目安」にすぎません。
必要な情報を、わかりやすくシンプルに書くこと。
それが自分でできる、いちばんのSEO対策です。
基本④:ほかのサイトで取り上げられる工夫をする
ここまでご紹介したのは、自分のサイトの中でできること=内部対策でした。 でも、Googleは「このサイトって、ちゃんと信頼されてる?」という点も見ています。
これを「外部対策」と呼びます。
外部対策で最初にできるのは… やっぱり、自分のSNSで記事を紹介することです!
記事を書いたら、自分のInstagramやXで紹介してみてください。 「こんな記事を書きました!」と一言添えて投稿したり、プロフィール欄にリンクを貼るだけでも、記事を見つけてもらいやすくなりますよ。
最初は誰にもシェアされなくてもOK。 まずは、自分で“見てもらえる場所”をつくるのが第一歩です。
基本⑤:ブログやホームページをマメに更新する
記事を書きっぱなしにしていませんか? Googleは定期的に巡回して、更新された記事の評価を見直しています。 過去記事の見直し・加筆でも効果あり!
今すぐ全部やらなくても大丈夫。 少しずつでも、「見直して育てていく」姿勢が、検索順位アップにつながります。
SEOは実践がすべて
GoogleはSEOのガイドラインを提示してくれますが、具体的な「やり方」は教えてくれません。
また、SEOの本もたくさんあり、成功事例もインターネット上にたくさんあります。
ですが…、その方法が順位を上げる保証にはならないんです。
テスト勉強のように、参考書の問題に正解がついているわけではないからです。
だから、Google検索のしくみやガイドラインを読んだ後は、自分で決めたキーワードで検索してみて、上位に表示されている記事を研究しましょう。
どこにキーワードが入っているのか、どんな情報を掲載しているのか確認して、自分も試してみるのです。
実践して少しずつ順位が上がってきます。でも、その順位も他の人が同じように研究するので、他者の順位が上がれば相対的に自分の順位が下がることもあると思ってくださいね。
なお、WordPressや特定のブログサービスを使ったら、SEOに有利になると思っている方もいらっしゃいますが、何かが優遇されるということはないので注意してください。
Googleの見解は下記のとおりです。
Google がサイトをクロールする頻度やサイトの掲載順位を上げたりするために金銭を受け取ることはない、ということです。これと反する内容を耳にしたとしても、それは事実ではありませんのでご注意ください。
ページが Google 検索の基本事項に準拠していても、ページがクロールされてインデックスに登録され、検索結果に表示される保証はありません。
↓読んで価値ある情報はこちらからどうぞ。
●Google検索セントラル
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/how-search-works?hl=ja
まとめ : SEOの土台を整える
いかがでしたか?
- 検索キーワードを慎重に決める
- Googleが理解しやすい構造にする
- 文字数より内容重視
- 外部対策(SNS等)も意識する
- 定期的な更新で育てる
「あ、ここちょっと抜けてたかも…」と思ったら、それは伸びしろです。 今日から少しずつ見直して、あなたの記事を、もっとたくさんの人に届けていきましょう!