文章執筆

あなたの文章、ちゃんと伝わっていますか? 伝わる文章に変える3つのステップ

「がんばって書いたのに、読んでもらえない」
と落ち込んだ経験はありませんか?

ブログやSNS、メールやLINE。
あなたが発信する内容は、読み手にちゃんと届いているでしょうか?
「なぜかいつも誤解を生んでしまう」「わかってもらえない」と思ったことはありませんか?

それはもしかして、問題は「文章力」ではなく 「書く前の準備」 にあるかもしれません。

こんにちは。札幌でWebの仕事をしている白藤沙織(さおりん)です。

なぜ、文章が伝わらないかというと、書くことに集中するあまり、読み手のことを考えていないからです。
今日は「どうすれば伝わるようになるのか」、一緒に考えてみましょう。

さおりん
さおりん
文章は才能じゃないよ。ポイントを押さえると伝わる文章になるよ

なぜ、伝わらない文章になってしまうのか

たとえば、対面の場合、話が伝わっているかどうかは、相手の反応で推測できます。
また、相手が理解できないとき、質問してくれたり、補足してくれて会話が成立します。

でも、書いているときは、目の前に伝えたい相手がいません。
わからないところを、質問してくれる人もいないんです。
文章の場合、ぱっと内容を理解できなければ、読みたくなくなります。

これがたとえば、資格試験であったら、問題文が難解でも、必死に読みますよね。
なぜなら、問題文を理解できないと、解答できないからです。自分事だから理解しようとします。

でも、普段は読んで理解することに、それほど時間は使いたくないのです。
とくにブログやSNSの場合、すっと頭にはいってこないと、別の情報を探しに行きます。
あなたもそうではありませんか?

それなのに、書き手になると、すっかりそのことを忘れてしまうんですね。

  • 読み手は親切で、
  • あなたに興味を持っていて、
  • 丁寧に読んで、
  • 理解しようとしてくれる、
  • 受け入れてくれる

と無意識に思っています。

たとえば、こんな感じで投稿していませんか?

伝わらない文章の見本:

この前のイベント、すごく楽しかった! 皆さんに感謝!


上記の文章だけでは、どのようなイベントで、どのような内容が楽しかったのか、よくわかりません。また、何に感謝しているのかも伝わってこないのです。

書き手の頭の中にある情報が、読み手が頭の中でシーンを想像できないんです。
ですので、イメージしやすいように情報を足していく必要があります。
たとえば、こんな感じです。

改善例

5月10日の社内イベントでは、珍しく全員が参加してくれて盛り上がった。とくに、プレゼント奪還ゲームは、すごく楽しかった! 皆さんに感謝!

これだと、どこで行われたイベントで、どんなことをして盛り上がったのか、想像しやすいと思います。

伝わる文章に変わる!書く前にすべき3つのこと

では、伝わる文章にするには、どうしたらよいでしょう。
文章執筆のテクニックを覚えるよりも前に、事前準備をしっかりすることがコツです。

読み手は、書き手のあなたの事情を知らないし、興味もないのです。
また、机の前に座って読んでいるとは限らず、スマホで何かをしながら斜め読みしていることもあります。

ですから、自分の文章は、相手に「わかってもらえない」「伝わらない」と思って書き始めた方がいいのです。

ちょっと、がっかりしたでしょうか?
でも、伝わっていると思っていることが、伝わってなかった方がもっとがっかりしますよね。

「伝わらない」を「伝わる」に変えるには、3つポイントがあります。

①「読者に何を伝えたいのか?」をひと言で言ってみる


まずは、伝えたいことを ひと言でまとめてみましょう。
例えば、このブログ記事なら、「伝わる文章を書くためには、相手を理解する」 です。
ポイントは なるべく短く、シンプルに書くことです。

②誰に伝えるか明確にする

「誰に向けて書くのか?」、最初に明確にしておきましょう。
たったひとりの人を思い浮かべるといいですよ。
たとえば、私がホームページの活用についてブログを書くときは、お客さんである中小企業の社長を思い浮かべています。その社長さんなら、どんな伝え方をするとわかってくれるかなと考えてみます。
メイクが専門の私の友人は、メイクが苦手な私にもわかるようと思っていると言っていました。メイクが苦手な私がわかるなら、ほかの人もわかるだろうと思っているそうです。

③伝えたい相手にあわせて言葉を選ぶ

同じ内容を伝える場合も、相手によって必要な情報が違うことがあります。

たとえば、あなたの会社までの道順を伝えるとしましょう。
伝える相手が地元の人と、その土地を初めて訪れた人では、相手が持っている情報量が違います。地元の人ならば最寄駅を伝えると、相手が所要時間を調べて来ることがあります。
初めての人の場合は、その人がいる場所から、自分の最寄り駅までの所要時間を教えてあげる必要があるかもしまれせん。

このように伝えたいこと、伝えたい人文章を書き始めると、文章が整理去りてわかりやすい文章に書けますよ。

では、さっそく!
今日の投稿内容を ひと言でまとめて みましょう。

回を重ねるごとに、伝わる文章が書けるようになりますよ!

ABOUT ME
さおりん
札幌でWebディレクターをしています。 ホームページ制作はもちろん、ブログやSNSを使った発信サポートをしています。